統合後のにじさんじメンバーのデビュー順呼び分けを考えるブログ

 2019年からグループ統合が行われた「にじさんじプロジェクト」は、現在65名を数えるバーチャルライバー達をおおまかに区別したり、呼び分ける呼称に不足していると言える。

 公式的に推奨されていそうなのは、元いたグループ名に「出身」を付けて「にじさんじ1期生出身メンバー」「SEEDs2期生出身の誰々」などと呼ぶことだが、それでは統合後に増えていくだろう新規メンバー達に対応しきれない。

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 「にじさんじ非公式Wiki」では「統合以降」という括りでまとめられているのだが、それも愛嬌のなさすぎる呼称だし、いずれ歴史を重ねていけば呼び分けとしての意味が破綻していくだろう。

 「言葉による呼び分け」というのは、ファンにとってその集団への愛着を表すことにも繋がる。今でも「SEEDs出身者」に特有の空気や芸風を感じることがあったり、「無印1期生」に初期メンバーとしての貫禄を感じたり、などだ。

 今後、単なる「にじさんじプロジェクト」という大きなくくりだけではその愛着も表せないし、個性を発揮していくだろう新メンバー達が「ただの無所属」としか扱われないのは寂しいもので、ある種の集り(ユニット)としての力が伝えにくくなるようにも思う。

「19年1月デビュー組」(7名)

 ところでその統合後の新メンバー達は、現在ちょうど全員が「2019年1月」Twitterデビュー/初配信の時期が収まっている。

  • 童田明治:2019年1月10日 YouTube初配信
  • 久遠千歳:同上
  • 郡道美玲:2019年1月20日 YouTube初配信
  • 夢月ロア:同上
  • 小野町春香:2019年1月30日 YouTube初配信
  • 語部紡:同上
  • 瀬戸美夜子:同上

 同日デビューのメンバーが多く、初配信もリレー方式で行われたこともあって、例えば今「新人の3人組」と言えば小野町、語部、瀬戸の3名のことを指しているのだと理解しやすい。

 だからこの7名を「19年1月デビュー組」と呼び分けられることに注目して、既存のライバー達もデビュー時期で区別すればわかりやすいことを考えてみたい。
 「出身」という言葉も少し歯切れのよくないフレーズだし、切り口としては悪くないのではないだろうか。

「18年2~5月デビュー組」(20名)

 言わずもがな、2018年1~2月にデビューした無印1期生(8名)と、同年3月デビューの無印2期生(10名)たちはにじさんじ一二期生」と呼んで区別しやすいまとまりがすでに出来ている。

 これに5月デビューの「にじさんじゲーマーズ」初期メンバー、「叶」と「赤羽葉子」を加えると、「18年2~5月デビュー組」と呼んで分けることができるし、「SEEDsという大人数グループが生まれる前のにじさんじ」をこの20名のイメージで記憶している人も多いと思う。

「18年6~9月デビュー組」(現38名)

 そして翌6月にはSEEDs1期生と「VOIZ」(現在は解体済)が、7月から9月にかけてゲーマーズの追加メンバーとSEEDsの2期生たちが次々とデビューを始め、人数が一気に倍増する大所帯になっていくのだが、こちらを「18年6~9月デビュー組」と呼ぶことができる。

 卒業した者や、今年になって卒業から復帰した者なども含むためメンバー数を数えるのは若干ややこしいのだが*1、実際にSEEDsとゲーマーズ追加メンバーの出身者はコラボも活発なため、こちらもある種のまとまとりとして全員をイメージしやすいのではないだろうか。


 以上は、あくまで提案であるのだが、個人的には今後にじさんじの歴史を振り返ろうとした時などに利用できればいいと考えている。

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*1:追記:特に6月にデビューした元VOIZのメンバーは4名中、2名は6月中に脱退し、残り2名は「SEEDs2期生」として8~9月に再デビューしている。