ホロライブとbilibili、台湾についての理解を可能なかぎり書く

panora.tokyo

 バーチャルYouTuber事務所「ホロライブプロダクション」所属の赤井はあと、桐生ココが活動を復帰した10月19日から、一ヶ月が過ぎた。加えて、ホロライブCNの事実上の解散も先日報じられたばかりだ。

 その発端となった出来事に対して、VTuberに注目する人々の多くが無関心でなかっただろうし、全く無関係でいられた彼女たちのファンも少なかったろうと思う。

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「VTuber」と「Virtual vlogger」の分離

 VTuberのエントリを書くのは半年ぶりになってしまうのだが、折に触れて書きたいとは考えている。

 元々、VTuberや広義の「バーチャルタレント」については海外に視野を広げて調べようとしているが、今回は2018年に日本のVTuberが英国のBBCで取り上げられた際の原文に当たってみた。

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「紙に印刷すると間違いに気づく理由」に根拠はない

 これは先月拡散されていた「リコー経済社会研究所」による記事だが、大事なことを先に言うならこの内容に科学的な根拠は何もない
 記事の中身をしっかり読めば、前世紀に行われた研究(つまりCRTディスプレイが液晶へ移行せず、Retinaディスプレイの端末も当然登場していない時代のもの)に対して最新研究のアップデートをしていないし、そもそも「脳科学者」の研究ではないことも分かるはずだ。

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音ゲー(リズムゲーム)の変遷で見る、「プレイヤーが音を鳴らす意義」

 ぼくは音ゲーをやり込んだプレイヤーとは自称できない。なので、これは基本的にコメントを募集する記事である。

 

 音ゲーはいくつかのタイトルを部分的に触ってきた程度だが、一応パラッパラッパー(1996年)やbeatmania(1997年)はリリース時から遊んでおり、いわば黎明期から音ゲーマーとの交流があった程度の歴史感覚は持っていると思う。

 

【PS4】パラッパラッパー

【PS4】パラッパラッパー

  • 発売日: 2017/04/20
  • メディア: Video Game
 

 

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TVアニメ初のVTuber「天見浩司」はなぜ活動できるのか

 このブログも8ヶ月間更新していなかったので、シンプルな記事でリハビリしたいと思う。

 タイトルにあるVTuber天見浩司」について調べたことを記録していきたいのだが、とりあえず事実を並べておこう。

www.youtube.com

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NTRとエロ漫画に横たわる快楽=「イヤなことやダメなことほどエロい」の倒錯

 去年の夏コミで『〈エロマンガの読み方〉がわかる本』というエロ漫画批評の同人誌に寄稿させていただいたのですが、その第2号である『〈エロマンガの読み方〉がわかる本2 特集:NTR』を献本していただきました。

 

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『天気の子』が選択した「ヒロインと世界の天秤」

 『天気の子』を観たのは公開してから一週間ほど経ってからだった。
 前作君の名は。の延長線にありつつ、方向性の異なる面白さを生むことに成功しており、映画監督としての新海誠のバランス感覚は確かなものになったと言っていいと思う。
 後は人の好みになるだろうが、自分のなかでは両作とも甲乙つけがたい感動がある。

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